Label:VAIN堂
Format:10inch
盤質:NEW
2025
今年大阪でのライブで披露していた一曲が自身新たに主催するVain堂より10inchリリース。
列記としたデトロイト・テクノ系譜上にあるのに、シカゴのゲットー・ハウスのようにトレンドやルーツにもなれず、マイアミベースのような一部界隈の極上珍味とされることもないワン&オンリーな始祖Mr. DE'が生み出したエレクトロファンクというスタイル。個人的にも若い頃異常にのめりこんだのもありここは鼻息荒く紹介したいところ。
この盤はHANKYOVAINによるELECTROFUNKのリビルドであり実験。
ビートの間をスウィングする下半身をもぞつかせるノーティーなベースから始まり、これまでにもリリースしてきた美しくラグドなハウスのエッセンス、さらにCHIYORI&YAMAANによるポップとアンビエンス、粘度の高いフォンクをも落とし込んだおそらく世界初のケミストリー。
ゲットー・ミュージックでは通常感じないカタルシスすら感じるほどのクリア・ブルー。流星のエレクトロニック・ファンキー・シット。下世話なハウス/R&Bは見事エレクトロファンクとなり天の川の彼方へ...とか考えてたら既に30回以上聴いてしまった...。
そして"シンギュラリティ"の良さも特筆すべきものがあるのですがそれはまた店で。